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イノベックスのブログ

コンクリート 削孔

2025-10-13
カテゴリ:建設事業部
注目
”穿孔”とも言いますが、簡単に言うと ”穴あけ作業”です。
 コンクリートの穴あけ作業のことを削孔とか穿孔といいますが、一般の方には馴染みのない言葉だと思います。
鉄や木に穴をあける場合とコンクリートに穴をあける場合は工具やビット(刃先・切り先)が異なります。
当社の主要工種でもあるダイヤモンドコアとハンマードリルのコンクリート削孔について簡単に説明します。

☆ダイヤモンドコアドリル(電動・油圧)

  筒状の先端に溶着されたダイヤモンドにより押圧 
  で回転しながら、水を使用して円柱状に繰り抜く
  ように削ります。
  水中施工の時は油圧の機械を使用します。
  振動音もなく、埃も出ないクリーン施工です。
  通常 直径φ25~350mm、 
  削孔長100~2000mm程度。 
  (昨年は、φ125×8mといった作業もありました)



☆ハンマードリル(電動)
  振動打撃によりコンクリートを砕き、螺旋のつい
  たビットが回転により切粉を掻き出しながら削孔
  します。
  通常 φ10~40mm、削孔長80~600mm程度。
  (1mまでは対応可能。)

どんな時に?・・・

 ・コンクリートの強度試験・劣化調査
           (円柱状・粉体の試料採取)
 ・コンクリートの補強工事
       (アンカー筋を定着するための削孔)
 ・コンクリートの破砕工事
     (破砕器具、機材を設置するための削孔)

つまりコンクリート構造物を 
 ”調べるとき”、”補強するとき”、”壊すとき” です。
全く異なるシチュエーションで同じ機材が活躍するんです。
 ついでですが、埋設鉄筋の位置や深さを調べる機材も同じ時に活躍します。
調べるとき、補強工事をするときは鉄筋を傷つけない為に、壊すときは切断する為に位置を特定します。

 一般の方と近接した場所での削孔作業はとても配慮が必要となります。振動、騒音、粉塵の問題です。
それは周辺環境への配慮だけではなく、作業者の健康への配慮でもあります。

 もっと 静かに、綺麗に、早く、楽に、 ・・・
クリアしなければならないテーマが沢山あります。

そんなこと考えていると楽しいんですよね~。
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